目次
- 1. 油性ペンの汚れが落ちにくい原因
- 2. 油性ペンを落とす方法を素材別に解説
- 3. 紙に付いた油性ペンを落とす方法はある?
1. 油性ペンの汚れが落ちにくい原因

Advertisements
油分が配合されている
サインペンには「油性ペン」と「水性ペン」がある。油性ペンには油分、水性ペンには水分が含まれるという違いがある。油分は水と親和性がないため、洗濯しても簡単に落とすことができない。塗料タイプの着色剤である
着色料の種類には「顔料」と「塗料」がある。油性ペンは塗料が使われている。顔料は表面に定着させるタイプだが、塗料は中まで浸み込んで色を染めるタイプだ。そのため、塗料が中まで浸み込んでしまうと、落とすのが難しくなってしまう。樹脂や定着剤が使われている
油性ペンは落とすことを前提にしていないため、樹脂や定着剤が含まれている。樹脂は油性ペンの成分を安定させ、定着剤は定着しにくい素材にも固着できるように配合されている。2. 油性ペンを落とす方法を素材別に解説

プラスチックに付いた油性ペンを落とす方法
プラスチックに付いた油性ペンを落とす方法には2通りある。ひとつはエタノールや除光液などの溶剤を使って落とす方法、もうひとつは表面のインクを削り取る方法だ。溶剤で落とす場合は、柔らかい布に溶剤を付けて丁寧に汚れを拭いていく。ただし、溶剤はプラスチックも溶かすため、白く変色する可能性がある。最小限の量で落とすことだ。削り取る場合は、消しゴム、研磨剤を使う。削りすぎると傷が付いてしまうので注意しよう。机に付いた油性ペンを落とす方法
木の机に付いた油性ペンを落とす場合は、エタノールを使う。エタノールを布に含ませてゴシゴシと机の油性ペンを擦って落とす。油性ペンを落とした後は、中性洗剤で拭き取れば油汚れもキレイに取れる。服に付いた油性ペンを落とす方法
服に付いた油性ペンを落とす場合は、除光液やクレンジングオイルを使う。ただし、色物の服は色落ちしてしまう危険性があるので、事前に目立たないところで試してみた方がいい。やり方は、まず油性ペンが付いた部分の裏側にあて布をする。除光液やクレンジングオイルを少々垂らし、ほかの布でトントンとやさしく叩いてあて布に汚れを移していく。この作業を何度か繰り返す。肌に付いた油性ペンを落とす方法
肌はターンオーバーによって表面の角質が落ちていくので、時間がたてば油性ペンも薄くなっていく。すぐにでも落としたいという場合には、乳化剤を含んだクレンジングオイルや日焼け止めクリームなどを使って油性ペンを溶かして落とす。革製品に付いた油性ペンを落とす方法
合皮のソファやバッグに付いた油性ペンを落とす場合は、エタノールを使う。ただし、合皮の色も一緒に落としてしまうことがあるので、まずは目立たない場所で試してから始めよう。やり方は、まずエタノールで軽く汚れを落としたら、クリームクレンザーを塗って円を描くようにして布で擦る。さらに、塩素系漂白剤を浸み込ませた綿棒で油性ペンの跡をなぞるように塗っていく。最後に雑巾で水拭きをしよう。なお、本革の場合には油性ペンを落とすのが難しいので、専門のお店に任せた方がいいだろう。壁に付いた油性ペンを落とす方法
壁に付いた油性ペンを落とす場合は、エタノールを使う。エタノールをティッシュなどに浸み込ませ、油性ペンの跡に10秒ほどあてて油分を浮かせる。つぎにメラミンスポンジなどを使って、やさしく擦って汚れを落とす。窓ガラスに付いた油性ペンを落とす方法
窓ガラスに付いた油性ペンを落とす場合は、除光液を使う。ガラスは油性ペンが中まで浸み込むということがないため、表面を擦るだけで落とすことができる。ただし、無理をしてゴシゴシ擦るとガラスの表面に傷が付いてしまうことがある。1回で落とせなくても、何度かに分けて根気よく落とすことだ。3. 紙に付いた油性ペンを落とす方法はある?

Advertisements