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天袋収納には何を入れる?片付けアイデアやDIY実例を紹介

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目次

  • 1. 天袋とは?
  • 2. 天袋収納の前に考えるべきこと
  • 3. 天袋収納アイデア!何を入れる?
  • 4. 天袋収納に役立つ便利アイテム
  • 5. 天袋収納を使いやすくするDIY術

1. 天袋とは?

天袋がある場所は、押し入れの上や床の間脇の上部で、和式建築ではおなじみの収納棚だ。最近では洋式建築の家が多くなっているため、天袋の存在が薄れてきている。また、天袋は押し入れの天井に近い収納場所の呼び名で、一方、床に近い収納場所を「地袋」という。ひと昔前の日本では、冠婚葬祭は家で行うものだった。その際、大勢の人が集まるため、道具類などを収納する天袋はなくてはならない存在だった。天袋は踏み台がないと出し入れができない位置にあるので、今ではまるで「開かずの扉」になっている家も多いのではないだろうか。

2. 天袋収納の前に考えるべきこと

今ある天袋の空間を上手に使って、効率的な天袋収納にチャレンジするなら、まずやっておきたいことがある。

収納するものを決める

まず、天袋に入れるものを決める。天袋は踏み台などがないと出し入れが難しいため、重いものはできるだけ収納しない方がよい。ほとんど使わないものや思い出の品は奥に収納し、シーズンものなどは手前に置くように収納する。また、天袋は押し入れの上部に付いているので、湿気を避けたいものを優先して収納するといい。ケースに収納する場合は、ラベリングしておこう。

サイズを確認する

天袋のサイズを確認しよう。サイズは「開口部」「奥行」「高さ」を測る。開口部はふすまを片側に寄せて、手前の柱からふすまの先までを測る。左右でサイズが違う押し入れもあるため、両方測っておく。折り戸・開き戸の場合には、蝶番のでっぱりなどがあるため、必ず戸を開けた状態で開口部を測る。奥行は、敷居の内側から天袋の奥にある細い横木までの長さを測り、高さは、一番低い部分を測る。

収納道具を選ぶ

次に、収納道具を選ぶ。天袋は踏み台などを使っての出し入れになるため、取っ手付きで取り出しやすいアイテムを選ぼう。

3. 天袋収納アイデア!何を入れる?

天袋の状況が把握できたところで、今度は何を入れるか考える。定番から意外なものまで、天袋収納のアイデアを紹介しよう。

季節限定の飾り物

天袋は、手が届きにくく出し入れがしにくい場所だ。そのため、あまり出し入れしなそうなものを中心に収納しよう。たとえば、季節限定の飾り物だ。クリスマス、お正月、ひな祭り、端午の節句などの飾りは、1年に1回しか出し入れしないことがわかっているので収納におすすめだ。

布団などの寝具

布団などの寝具のなかでも、軽いブランケットなら天袋収納しても出し入れしやすい。不織布ケースなどの自立しやすいケースに収納すれば、天袋の空間を上手に活かすことができる。

思い出の品物

普段はあまり見返したりしないが、捨てるには忍びない思い出の品を天袋に収納する。たとえば、学生時代の卒業アルバムや卒業証書、手紙や小物類などだ。

シーズンオフの衣類

シーズンオフの衣類は、次のシーズンまで出し入れすることがない。天袋は、クローゼットにしまいきれなくなったシーズンオフの衣類を収納するのに便利だ。天袋収納するときには、収納ボックスに入れてラベリングしておくと目的の衣類が取り出しやすくなる。

無線LANルーター

パソコンやスマホなどのデジタル通信機器は、生活に密着している。こうした通信機器を使用する際に欠かせないのが無線LANルーターだ。コンパクトなものが増えてきたとはいえ、インテリア的には邪魔に感じる方もいるだろう。天袋収納に入れてしまえば隠すことができ、ホコリをかぶることもなくなる。

4. 天袋収納に役立つ便利アイテム

天袋収納は、あれこれと計画性なく詰め込んでしまうと、探すときに全部出さなくてはならないということにもなりかねない。そこで、天袋収納に便利なアイテムを紹介しよう。

100均のアイテム

セリアの「プレンティボックス」は天袋収納に便利なアイテムだ。ふた付きの段ボールボックスで、デザインもシンプル。A4・B4サイズからCDサイズまでさまざまな種類が揃っているので、思い出の品を収納するのにおすすめだ。

ニトリのアイテム

天袋収納は軽いことが大前提だ。そこでおすすめのアイテムは、ニトリの「衣類収納ボックス パルティ」だ。布製のボックスで、仕切りが付いている。3マスのSサイズと4マスのMサイズがラインナップされている。

無印のアイテム

無印良品の定番といえばPP衣装ケース 。なかでも引出式なら出し入れにも便利だ。幅40×奥行65×高さ24cmと、奥行のある天袋にはピッタリのサイズだ。積み重ねることもできるので、収納するものが増えても対応できる。

IKEAのアイテム

IKEAの「SKUBB 収納ケース」は布製で軽く、取っ手が付いているので、高い位置にある天袋収納にはピッタリだ。寝具用だけでなく、小物用、衣類用などのいろいろな種類が揃っているため、天袋収納には使い勝手がいいのも魅力だ。

5. 天袋収納を使いやすくするDIY術

天袋は、そのままだと使いにくいと感じる方もいるかもしれない。そこで、DIYでもっと使いやすい天袋収納を作ってしまおう。

棚を自作する

天袋はひとつの空間だ。より細かく収納スペースを分けられるように、DIYで棚を作ろう。棚や仕切りを上手に使って分類すれば、出し入れもしやすくなる。

扉を手作りする

部屋のイメージに合わせて天袋の扉をDIYしてみよう。部屋のインテリアを統一したいのに、天袋の「和」なイメージが合わないといった場合にチャレンジしてはいかがだろう。たとえば簡単なDIYとして、蝶番を使って天袋の木材と有孔ボードをつなぎ、そこに取っ手を付ける方法がある。有孔ボードをペイントすれば、インテリアとしてさらにグレードアップする。

見せる収納に活用

あえて天袋を見せる収納として活用するという方法もある。見せる収納なら、どこに何があるのかが一目瞭然なので、出し入れもしやすい。方法は、天袋の引き戸や扉を外し、ペンキでお気に入りの色に塗るだけだ。べニヤの色が染み出て汚くなってしまうことが多いので、ペンキを塗る前に天袋のホコリを取り、シーラーを塗って乾燥させた後にペンキを塗っていくとキレイに仕上がる。

結論

和室の押し入れにある天袋は高い位置にあるため、踏み台を使っての出し入れになる。そのため、天袋収納する場合には、あまり頻繁に使わないものや軽いものを中心に考えよう。いろいろな収納アイテムを使って分類すれば、出し入れがしやすくなる。ものがあふれて収納場所に困ったというときには、デッドスペースになりがちな天袋を有効利用してみよう。