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服に付いた油汚れの落とし方 | 時間が経ったシミの取り方を解説

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目次

  • 1. 油汚れによるシミの種類
  • 2. 服に付いた油汚れの基本的な落とし方
  • 3. 服に付いて時間が経った油汚れの落とし方
  • 4. 作業服に付いた油汚れの落とし方

1. 油汚れによるシミの種類

服のシミには油汚れだけでなく、いろいろな種類がある。どのタイプの汚れなのかをきちんと見分けることが大切だ。

水溶性のシミ

水溶性のシミにはコーヒー、紅茶などの飲料、醤油、ソースなどの調味料、血液などがある。水に溶ける汚れなので、水で洗い落とすことができる。

油溶性のシミ

油性のシミにはファンデーションなどの化粧品類、油性ペンなどの文房具類などがある。油に溶ける汚れなので、油を使って落とすことができる。

不溶性のシミ

不溶性のシミには泥、ガム、墨などがある。水にも油にも溶けない汚れで、基本的に落とすのが難しい。

2. 服に付いた油汚れの基本的な落とし方

服に油汚れが付いたら、まずは基本的な落とし方を試してみよう。

食器用洗剤を使った落とし方

油汚れが服に付いてそれほど時間が経っていない場合には、食器用洗剤が有効だ。そのほか、「洗面器」と「使い古しの歯ブラシ」を用意しよう。
  • 汚れた服をぬるま湯に浸ける。油汚れは、水よりもお湯の方が汚れが浮きやすくなるので落ちやすい。
  • 食器用洗剤を汚れに垂らして歯ブラシで擦る。このとき大切なのが、汚れを広げないように力を入れず、歯ブラシを細かく動かすことだ。
  • お湯ですすいでからいつも通り洗濯機で洗う。

外出先での簡単な対処法

もし外出先で服に油汚れが付いてしまったら、応急処置をしておこう。まずは服に付いた油汚れをハンカチやティッシュで拭き取ってほしい。汚れを広げないように、擦らずポンポンと叩くように油汚れをハンカチに移していくのがコツだ。近くに洗面所があれば、設置されている石けんを含ませながら叩くといい。帰宅したらそのままにせず、すぐに洗濯をすることだ。

3. 服に付いて時間が経った油汚れの落とし方

服に油汚れが付いたのに気づかず時間が経ってしまうと、かなり頑固な汚れになってしまう。そんなときに試してほしい、時間が経った油汚れの落とし方を紹介しよう。

クレンジングオイルを使う

メイクを落とすときに使うクレンジングオイルで油汚れは落とせる。ファンデーションや口紅などは油分を含んでおり、油分を油分で落とすのがクレンジングオイルだ。服に付いた頑固な油汚れもこれなら落としやすくなる。ただし、濡れた服ではクレンジングオイルが乳化してしまうので効果がうすれてしまう。必ず服が乾いた状態で使うようにしよう。

酸素系漂白剤や重曹を使う

クレンジングオイルなどを持っていないという男性も多いだろう。そのようなときには、酸素系漂白剤や重曹を使って浸け置き洗いをすることだ。塩素系漂白剤では色柄物には使えないが、酸素系漂白剤であれば気にせず使うことができる。重曹はアルカリ性なので、酸性汚れである油汚れを中和して落とすことが可能だ。

煮洗いする

耐熱性の高い綿、麻、木綿といった植物性繊維であれば煮洗いで服の油汚れを取ることができる。お湯1リットルに対して粉せっけん大さじ1杯を入れ、10~15分ほど鍋で煮込もう。煮洗いすることで、頑固な油汚れを浮かせて取れるほか、殺菌・消臭の効果もある。

4. 作業服に付いた油汚れの落とし方

作業服には、ベッタリと機械油などの油汚れが付いていることが多い。そこでひと工夫が必要になる。

機械油などの頑固な汚れの落とし方

作業服に付いた油汚れを落とすには、洗浄力の高い作業服用洗剤とやや高めの60℃くらいのお湯を混ぜて2時間ほど浸け置くといい。このとき熱の力で油汚れが浮き上がってくるので、汚れを歯ブラシなどで擦ろう。浸け置き洗いをしてもまだ汚れが残っているようなら、再度お湯に浸け置きしてみてほしい。ある程度油汚れが落ちたところで、通常通り洗濯機で洗えば完了だ。

油汚れが落ちないときはクリーニングに出す

作業服の頑固な油汚れが浸け置き洗いでも取れない場合、最終手段としてクリーニングに出すという方法もある。専用の溶剤で、繊維の奥の油汚れもキレイにしてくれるだろう。

結論

汚れの種類には、水溶性、油溶性、不溶性の3種類があり、それぞれ合った方法で汚れを落とすことが大切だ。服に付いた油汚れは、まずは食器用洗剤で落としてみよう。それでもだめなら、クレンジングオイル、酸素系漂白剤や重曹を使ってみてほしい。熱に強い植物性繊維なら煮洗いという方法もある。頑固な油汚れがどうしても取れない場合は、ドライクリーニングに出すという選択肢も考えよう。