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ダウンのクリーニング料金や頻度は?ご家庭でのお手入れや注意点も!

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目次

  • 1. ダウンはクリーニングに出したほうがよい?
  • 2. ダウンのクリーニング料金の相場
  • 3. ダウンのクリーニングに出す頻度と返却までの日数
  • 4. ダウンをご家庭でクリーニングする方法
  • 5. 高級ダウンなどはクリーニングに出すのがおすすめ

1. ダウンはクリーニングに出したほうがよい?

まずは「ダウンはクリーニングに出したほうがよいのか」といった疑問に答えよう。クリーニングを利用する3つのメリットを紹介する。

ダウンをクリーニングに出すメリット3つ

クリーニングを利用する1つ目のメリットは、「適切な方法で洗濯できる」ということだ。素材や加工をチェックしてから洗うため、ダウンの傷みを防ぎながらキレイに仕上げられる。大事なダウンを長く使えるだろう。2つ目のメリットは「汚れをしっかり落とせる」ことにある。自宅では落としにくい頑固なシミや汚れを、生地を傷めず除去できるのが魅力だ。シーズン後クリーニングに出せば、保管してる間もカビやにおいが発生しにくい。3つ目の「羽毛のボリュームが保たれる」のも大きなメリットだ。自分で洗濯した羽毛は、乾かしてもフワフワの状態に戻りにくい。クリーニングに出せばフワフワの状態に戻してくれるので、羽毛がもつ保温性を保つことができるのだ。

ご家庭で洗濯できないダウンはクリーニングへ

まずは洗濯表示(※1)の洗濯桶マーク(洗濯処理記号)をチェックしよう。桶マークに手がついている場合は手洗いができ、何もなければ洗濯機でまわせる。一方でバツ印がついていると、自宅では洗濯ができないので注意。素材を傷める可能性が高いので、クリーニングに出してほしい。

2. ダウンのクリーニング料金の相場

ダウンをクリーニングに出すときに、気になるのが料金だ。相場とカビが生えてきたときの料金を紹介しよう。

ダウンのクリーニング料金の相場

  • ダウンベスト:1,500~2,500円
  • ダウンジャケット:2,000~3,000円
  • ダウンコート:2,500~4,500円
一般的に布地の範囲が広いほどクリーニングの料金は高くなる。ベストは袖がないので比較的安く、着丈が長いダウンコートは高くなるわけだ。また、刺繍が入ったダウンや、ファーや革が使われているダウンは、追加料金が発生する可能性がある。

ダウンにカビが生えていた場合の料金は?

汚れたまま保管したり、カバーをかけたままにしたりすると、カビが発生しやすい。カビの状態によっては追加料金が発生するので注意。白カビなら通常のクリーニングで落ちるが、黒カビはカビ取りが必要だ。500~1,000円ほど追加料金がかかることがあるので、預けるときに伝えておこう。

3. ダウンのクリーニングに出す頻度と返却までの日数

ダウンを清潔に保つなら、定期的なクリーニングが必要になる。適切な頻度と返却までにかかる日数をまとめた。

頻度は1シーズン1~2回が目安

着用頻度が高ければ1シーズンに2回、あまり着ていないのなら1回で十分だ。汚れたまま長期間放置しないように、シーズンが終わったタイミングでクリーニングに出そう。ただし、汚れやシミは放置すると落ちにくくなる。酷い汚れが付着した場合は、頻度に関係なくクリーニングでキレイにしてほしい。

日数は1~2週間を見ておこう

羽毛を使用しているダウンは一般的な衣類よりも乾燥しにくい。クリーニングには1~2週間ほどかかるので、スムーズに受け取れるようにスケジュールを確認しておこう。なお、宅配クリーニングを利用する場合、配送が必要なので返却までにかかる日数はさらに長くなる。

4. ダウンをご家庭でクリーニングする方法

水洗いができるダウンなら、自宅でセルフクリーニングすることが可能だ。洗濯機と手洗いに分けて正しい手順を紹介しよう。

ダウンを洗濯機で洗う方法

  • ダウンのファスナーや前ボタンを閉める
  • たたんで洗濯ネットに入れる
  • 優しく洗えるコースを選択し、洗剤投入口に洗剤を入れる
  • 水をためたらダウンを洗濯液の中にゆっくり沈める
  • すすぎ後に1分だけ脱水して洗濯機から取り出す
  • 羽毛が偏らないように軽く叩いて整える
  • 風通しがよい日陰で乾燥させる
優しく洗えるコースとは「ドライコース」「手洗いコース」「弱流水コース」のことだ。空気を含むダウンは浮くので、しっかり沈めてから洗濯しよう。

ダウンを手洗いする方法

  • ダウンのファスナーや前ボタンを閉める
  • 大きめの洗濯桶に30度くらいのぬるま湯を入れる
  • お湯に洗剤を混ぜて洗濯液を作る
  • ダウンを優しく沈めて押し洗いをする
  • 2~3回ほど押し洗いをしたらキレイな水に交換する
  • 水を変えながら泡がたたなくなるまですすぐ
  • バスタオルで挟んでダウンの水分を丁寧に吸い取る
  • 軽く叩いて形を整えたら風通しがよい日陰で乾燥させる
分量は洗剤のパッケージの説明で確認できる。脱水するときに絞ると傷むので、必ずバスタオルを使って水気を吸い取ろう。

ダウンの洗濯に使う洗剤は?

ダウンの洗濯をするときは、優しく洗えるオシャレ着用の中性製剤を選ぶ。ダウン専用の洗剤もあるので、よりキレイに仕上げたい方はぜひ活用してほしい。風合いの変化や型崩れのリスクを軽減しながらキレイに洗える。

ダウンのセルフクリーニングで失敗しないためのコツ

傷めないように、丁寧に作業するのがセルフクリーニングのポイントだ。洗濯したあと、羽毛が偏ったまま乾くと戻らなくなる。両手で挟んで優しく叩き、均等にしてから干してほしい。やりにくい場合は少し乾燥したタイミングで作業しよう。また、乾いたあとダウンがしぼんだ場合、そのままもみほぐすと羽毛が折れる。もう一度水に浸してから、偏りがなくなるように形を整えよう。自宅の洗濯でキレイにならないときは、やはりクリーニングの利用を検討してほしい。

5. 高級ダウンなどはクリーニングに出すのがおすすめ

ダウンは通常の衣類と比較して洗濯が難しい。デリケートな衣類なので、中性洗剤を使用して優しく洗濯する必要がある。洗濯方法を間違えると、ダウンの羽毛がつぶれることがあるので注意が必要だ。水洗いできないダウンや高級ダウンはクリーニングに出そう。シミなどの汚れをキレイに除去でき、専門的な技術でフカフカの状態に戻せる。大事なダウンを長持ちさせるために、シーズンに1~2回の頻度でクリーニングを利用してほしい。

結論

ダウンをクリーニングに出せばキレイに仕上がる。素材を傷めにくく、羽毛のボリュームが保てるのがメリットだ。料金相場やかかる日数を紹介したので、ぜひ参考にしてほしい。自宅で洗いたい場合は、洗濯表示を確認して正しい方法で洗濯しよう。ただし、自宅で洗濯すると傷んだり羽毛が潰れたりするリスクがある。大事なダウンはクリーニングに出すのががおすすめだ。(参考文献)※1:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html