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段ボールの捨て方は燃えるゴミ?正しい処分方法や注意点を解説

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目次

  • 1. 段ボールは燃えるゴミ?
  • 2. 段ボールのまとめ方
  • 3. 段ボールの正しい捨て方
  • 4. 段ボールの捨て方の注意点

1. 段ボールは燃えるゴミ?

段ボールはリサイクルが可能な「資源ゴミ」だ。資源として再利用すれば、新しい段ボールの原材料になる。森林伐採などの環境破壊を防ぐことにもつながるので、正しい捨て方で処分することが大事だ。正しい方法でまとめたあと、資源ゴミの日に回収場所に持っていこう。

2. 段ボールのまとめ方

段ボールを捨てるときは、紐を使ってまとめる必要がある。捨て方の基本として、正しい結び方を確認してほしい。

不要なものを取り除く

粘着テープや金具、カーボン紙(書いた文字が複写される紙)、梱包用のビニールをまずは取り除こう。余計なものを除去しておくことで、リサイクルがしやすくなるのだ。宅配便の段ボールの場合は、氏名や住所が記載された紙に注意してほしい。個人情報が漏れないように、すべてキレイにはがしておこう。

紐で縛る

段ボールを縛る紐は、リサイクルするときに分別が不要な紙紐がおすすめだ。ガムテープや粘着テープは使えないので注意しよう。ただし、中には紐の種類が指定されているケースもある。自治体のホームページで、捨て方の詳細を確認しておくと安心だ。また、一緒に縛る段ボールのサイズが違うと、持ち上げたときバラバラになりやすい。大きさを揃えてからまとめるのが、捨て方のポイントだ。大きな段ボールを半分に折りたたんで、内側に小さな段ボールを挟み込んでもいいだろう。

段ボールの縛り方

  • たたんだ段ボールをキレイに重ねる
  • 2本の紐を使用して縦方向に2箇所縛る
  • もう1本紐を用意して手順2でかけた2本の紐に通す
  • 手順3の紐の両端を結んで持ち手を作る
持ち運んでいるとき外れないように、しっかりと縛ることが大事だ。段ボールの端で結び目を作るとほどけにくくなる。持ち手は運びやすい長さに調整してほしい。

3. 段ボールの正しい捨て方

ここでは、段ボールの基本的な捨て方をまとめた。資源ゴミに出す以外の4つの方法を紹介するので、捨て方に迷ったときの参考にしよう。

自治体の資源回収ボックスに持ち込む

資源ゴミの日に出す以外では、自治体の資源回収ボックスに持ち込む方法がある。この捨て方なら無料で回収が可能だ。主に大型スーパーなどに設置されているので、自治体の公式サイトで場所をチェックしよう。

古紙回収業者に依頼する

大量の段ボールを処分したいときにおすすめの捨て方だ。自宅まで引き取りにきてもらえるため、自分で運ぶ必要がない。ただし、量が少ないと料金がかかったり、引き取りを断られたりするので注意が必要だ。複数の業者から見積もりを出してもらうのがポイント。悪質な業者を避けたいなら、自治体の許可を得ている業者から選ぶといい。どのような業者があるかは、自治体のホームページを見て調べよう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者なら、段ボールと一緒にほかの不用品を引き取ってもらえる。即日の回収に対応しているケースも多く、段ボールを早く処分したい方におすすめの捨て方だ。古紙回収業者に依頼するときと同じように、複数の業者から見積もりをとって料金を比較しよう。なお、不用品の回収には「一般廃棄物処理業許可(※1)」が必要なので、無許可の業者には十分に注意してほしい。

引っ越し業者に依頼する

引っ越しに使用した段ボールなら、引っ越しの業者による引き取りが可能だ。大量の段ボールをまとめて処分できる。ただし、回数や料金など詳しい条件は業者で異なるので、見積もりのときに確認しておくことが大事だ。無料で引き取ってもらえることもあれば、有料なケースもある。予約が必要なことも多いため、事前に相談しておこう。期限をもうけている業者もあるので、なるべく早く荷解きを終わらせて引き取ってもらってほしい。

4. 段ボールの捨て方の注意点

最後に、段ボールを捨てるときの注意点を紹介する。正しい捨て方とあわせてチェックしておくと安心だ。

湿気を避けて保管する

段ボールは水に弱いため濡れると形が崩れてしまう。資源ゴミとして出すまで、湿気を避けて保管することが重要だ。また、濡れた段ボールを回収していない自治体もある。雨の日の回収に対応しているかは、自治体の公式サイトで確認しよう。

汚れた段ボールは燃えるゴミに出す

汚れやにおいがついたり、千切れて小さくなったりした段ボールは、リサイクルができない。シミや汚れ、カビがついていないか、あらかじめ確認しておくのが捨て方のポイントだ。汚れた段ボールは細かくカットして、自治体が指定する袋に入れて可燃ゴミの日に収集場所に出してほしい。

結論

再利用が可能な段ボールは資源ゴミとして回収される。不要なものを取り除く、紐で縛るなど捨て方の基本を確認しておこう。自治体で資源ゴミとして出す以外には、資源回収ボックスに持ち込んだり、古紙回収業者に依頼したりする方法がある。段ボールの枚数にあわせて捨て方を選んでほしい。湿気を避けて保管する、汚れた段ボールは燃えるゴミとして出すなど、注意点も確認しておくと安心だ。(参考文献)※1:環境省「いらなくなった家電製品は正しくリユース・リサイクル!」https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html