目次
- 1. 塩素系漂白剤とは
- 2. 塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違いについて
- 3. 塩素系漂白剤を使う際の注意点
- 4. 塩素系漂白剤の使い方
- 5. 塩素系漂白剤の代用品はある?
- 6. 塩素系漂白剤のおすすめ4選
- 7. 塩素系漂白剤は強力な洗剤!正しく安全に使おう
1. 塩素系漂白剤とは
次亜塩素酸塩を主成分とする漂白剤のこと
塩素系漂白剤は、ものを白くする作用を持っている漂白剤の1種だ。次亜塩素酸塩を主成分としているため、塩素系と呼ばれている。塩素系漂白剤にはどんな作用や効果がある?
塩素系漂白剤は、強い漂白作用と除菌、消臭効果を持つ。頑固な水回りのカビや、タオルなどの衣類についた汚れやにおいにも効果が期待できる。2. 塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違いについて
漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤がある。その違いについて解説しよう。酸素系漂白剤とは
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と同じく、ものを白くする作用を持っている漂白剤だ。主に粉末と液体の2種類があり、それぞれに主成分が異なる。粉末はアルカリ性の過炭酸ナトリウム、液体は酸性の過酸化水素が主成分だ。塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の大きな違い
成分のほかに塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の大きな違いは、漂白力にある。塩素系漂白剤は、その強い漂白作用で染料まで落としてしまうため、色柄物の衣類には使用できない。一方、酸素系漂白剤は洗浄力では劣るものの、色柄物にも使用可能だ。ハイターは塩素系漂白剤、ワイドハイターは酸素系漂白剤
漂白剤といえば、ハイターやワイドハイターを思い浮かべる方は多いのではないだろうか。ハイターは塩素系漂白剤、ワイドハイターは酸素系漂白剤。名前は似ているが、別の商品である。先ほど解説したとおり、塩素系漂白剤は強力な漂白力で染料まで抜けてしまう。ハイターとワイドハイターを間違わないよう注意しよう。3. 塩素系漂白剤を使う際の注意点
酸性タイプの製品と混ぜると有害なガスが発生して危険
塩素系漂白剤は、酸性の物質と混ぜると有害なガスが発生する。単品で使用するのが基本のため、覚えておこう。換気をしながら作業にあたる
塩素系漂白剤には、特有の強いにおいがある。気分が悪くなってしまうおそれがあるため、使用中は忘れずに換気を行おう。皮膚や粘膜に触れないように十分注意する
塩素系漂白剤は、目に入ると失明するおそれがある危険なものだ。皮膚や粘膜に触れないよう、ゴム手袋を着用するなど注意して作業しよう。原液のまま使用しない
塩素系漂白剤は、水で薄めて使うのが基本だ。原液のまま使用したり、濃すぎたりすると、衣類の黄ばみの原因などになるため注意しよう。希釈する際に熱湯を用いない
希釈する際に熱湯を使用すると、急激な反応が起こり、効果が得られない可能性がある。必ず水を使おう。使用できる衣類とそうでない衣類がある
塩素系漂白剤は、使用できる衣類とできない衣類がある。色柄物や、毛、絹、ナイロン、ポリウレタンといった素材の衣類には使用しないほうがよい。また、金属製のボタンやファスナーも使用できないため、そういった金具のついた衣類にも注意しよう。そのほか使用方法や注意点をよく理解しておく
塩素系漂白剤は、キッチンや浴室、洗濯など、用途別の商品が販売されている。それぞれ使用方法や注意点をよく理解してから使うのが望ましい。4. 塩素系漂白剤の使い方
続いて、塩素系漂白剤の使い方を見ていこう。衣類の黄ばみの洗濯(漂白)に使う方法
- 容器に水5Lあたりハイター(塩素系漂白剤)12mlを入れる
- 黄ばみの気になる衣類を入れて30分つけおきする
- ゴム手袋を着用して衣類を取り出し、流水でしっかりとすすぐ
- 干して乾かす
キッチンアイテムの除菌や漂白に使う方法
- キッチン泡ハイターをまな板や食器、排水口などに吹きかける
- 30秒おいて流水でしっかりと洗い流す