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オーブントースターの温度とワットの関係は?食材別の目安も紹介

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目次

  • 1. オーブントースターの温度とワット数の関係
  • 2. 食材別のオーブントースターの適正温度
  • 3. オーブントースターとレンジの温度の違い

1. オーブントースターの温度とワット数の関係

オーブントースターにはW(ワット)のダイヤルやボタンがついていて、500~1200Wなどの間で調整できる。しかし、日頃からオーブントースターを使っていても、ワットとは何なのか深く考えたことがない方も多いのではないか。ここではオーブントースターの温度とワット数の関係を解説する。

ワット数と温度の違い

オーブントースターにおけるワット数とは、目安の温度になるまでの時間を指す。つまり、オーブントースターのワット数が高ければ高いほど目安の温度になる時間が早くなり、食材や料理を短時間で焼き上げられるのだ。しかし、ワット数を上げれば何でも短時間でうまく焼けるわけではない。推奨のワット数以上で加熱すると、表面が焼けすぎてこげてしまう場合もある。ワット数が高いほど短時間で焼けるが、美味しく焼くには適正なワット数に設定すべきと覚えておこう。

ワット数別の一般的な温度の目安

ワット数ごとに大体の最高温度の目安がわかる。一般的には500Wで約180℃、600Wで約200℃、1000Wで約230℃、1200Wで約260℃まで温度を上昇させられる。たとえば、食品やレシピに「200℃で加熱」という表示があれば、ダイヤルを600Wに設定するとよいだろう。

2. 食材別のオーブントースターの適正温度

オーブントースターの適正温度は食材ごとに異なる。パン、クッキーやケーキ、お餅、焼きいもを加熱する際にちょうどよい温度を紹介するので、温めるものに応じてチェックしてほしい。

パンの適正温度や時間

厚さや好みの焼き加減にもよるが、オーブントースターでパンを温める場合は160~180℃が適正だ。この温度帯であれば、2~3分ほどでパンがこんがり焼ける。

クッキーやケーキの適正温度や時間

オーブントースターは焼き菓子を作る際にも重宝する。クッキーを作るには180℃で10分ほど、ケーキの場合は180℃で13分ほど焼くとよいだろう。高いワット数で短時間で焼こうとすると、表面がこげて中が生焼けになるおそれがあるので注意したい。

お餅の適正温度や時間

オーブントースターはお餅を焼くのにも適している。お餅は水分量が多く、オーブントースターでじっくり温めるとモチモチとした食感に仕上がるためだ。お餅を焼くには、180℃ほどで3~4分加熱しよう。ほどよい焼き色がつき、美味しそうに膨らんでくる程度がちょうどよい。

焼きいもの適正温度や時間

焼きいもを加熱してほくほくとした食感にするには、オーブントースターを160℃に設定しよう。焼きいもを美味しく温めるにはコツがある。まずは表面を15~20分ほど加熱し、その後裏返して15~20分ほど再加熱しよう。ヒーターが上下両方についているタイプのオーブントースターなら、30~40分ほど時間をかけてじっくり温めるのがよい。

3. オーブントースターとレンジの温度の違い

オーブントースターと似た調理家電にオーブンレンジがある。パンを焼いたり焼き菓子を作ったりするのには、どちらを買えばよいのか迷う方も多いのではないか。ここではオーブントースターとレンジの温度の違いを紹介する。

オーブントースターは温度上昇が早い

オーブントースターは温度が上昇するスピードが早く、食材の表面に焼き目をつけながらじんわりと熱を通すのに向いている。こんがりとした焼き目をつけたいパンやお餅にはとくにぴったりだ。しかし、表面しか焼けない場合もあるので、中までしっかり熱を通したいときには適さない。一方、オーブンレンジは食材内部に熱と水蒸気を閉じ込め、食品を蒸し焼きにする。そのため、食材の中までしっかりと熱を通しやすく、ローストビーフなどの厚みのある肉を焼くときや、大きめのピザを作るときに適している。

オーブントースターは温度を一定に保てない

オーブントースターは温度を切り替える機能がないものが主流で、庫内の温度を一定に保てないのがデメリットだ。オーブントースターで加熱を続けると、庫内の温度は上がり続ける。そのため、オーブントースターで食材を長時間加熱すると、温度調節機能やサーモスタット機能によってヒーターが自動的に切れる場合が多い。

結論

オーブントースターは食材の表面に焼き目をつけるのにうってつけだ。その適正温度はパン、焼き菓子、お餅などの食材ごとに異なるので、温めたいものにぴったりの温度やワット数を選ぼう。ワット数ごとの温度の目安も参考にしながら、食材をより美味しく温めてほしい。