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スーツのカビの取り方と予防策とは?自宅でできる応急処置も解説!

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目次

  • 1. スーツのカビは何が原因?
  • 2. スーツのカビ取りはクリーニングがおすすめ
  • 3. スーツのカビ取りは自宅でできる?
  • 4. スーツにカビが生えるのを防ぐには?
  • 5. スーツのカビはクリーニングが基本

1. スーツのカビは何が原因?

まずはスーツにカビが生える原因を解説する。なぜ発生するのかをチェックして、予防につなげてほしい。

湿度や温度、汚れなど

温度が5~35度で、湿度が80%以上、そして汚れなどの栄養が豊富だとカビは繁殖しやすい。たとえば梅雨のクローゼットはカビに適した環境だ。また、汗を吸い込んだスーツをそのまま保管すれば、カビが発生しやすくなる。食べこぼしや汗、皮脂はカビのエサになるため、汚れた状態でスーツを放置するとカビが繁殖しやすい。ウールや綿、麻など一部の素材はカビの栄養源になるので、とくに注意が必要だ。

2. スーツのカビ取りはクリーニングがおすすめ

スーツのカビをキレイに除去したいなら、クリーニングがおすすめだ。料金とかかる日数の目安を紹介する。

メニューと料金の目安

スーツのカビ取り(シミ取り)はクリーニングのオプションだ。つまりクリーニング料金にプラスして、カビ取り料金が必要になる。一般的なドライクリーニングなら、相場は上下で1,000~2,000円ほどだ。ただし、スーツの状態によっては、特殊なウェットクリーニングが必要になる。その場合の料金相場は2,000~4,000円ほどだ。正確な料金は店舗や地域によって異なるので、あらかじめ調べておくといいだろう。

クリーニングにかかる日数は?

ドライクリーニングの場合、かかる日数は1~3日が目安になる。即日仕上げサービスを実施している店舗もあるので、お急ぎの方は事前に確認してほしい。なお、ウェットクリーニングだとかかる日数は7日ほどだ。宅配クリーニングの場合は配送が必要なので、その分かかる時間は長くなる。

3. スーツのカビ取りは自宅でできる?

スーツのカビ取りは自宅でもできるのだろうか。カビの取り方と応急処置の方法を解説しよう。

カビの取り方

  • スーツをハンガーで吊るして乾燥させる
  • 目立たない場所に消毒用アルコールを付けて変色しないかチェックする
  • ティッシュを使って屋外でカビを払い落とす
  • 古い歯ブラシに消毒用アルコールをつける
  • カビの部分を歯ブラシで叩いてブラッシングする
  • ドライヤーでしっかりと乾燥させる
この方法ならカビは目立たなくなる。ただし、カビ菌は残るので、また発生する前にクリーニングにだそう。また、洗えるウォッシャブルスーツなら、酸素系漂白剤でつけおきする方法がある。酸素系漂白剤が使用できるか、洗濯表示(※1)で確認してからカビ取りをしてほしい。

応急処置のやり方も知っておくと便利

  • 布をぬるま湯に浸してしっかりと絞る
  • カビが生えた部分を布で優しく叩く
  • あて布をしてからアイロンがけをする

4. スーツにカビが生えるのを防ぐには?

日頃から対策をすれば、スーツにカビが生えるのを予防できる。効果的な4つの対策を紹介するので、ぜひ実践してほしい。

保管時はスーツとほかの衣類との間隔を空ける

スーツを保管するときは通気性を確保しよう。衣類との間隔を開けて空気の通り道を作ることが重要だ。なお、ビニールをかけたままだと湿気がこもりやすいので、クリーニングの後は外してから収納しよう。

クローゼットの中はこまめに換気をする

クローゼットの中に湿気がこもらないように、定期的に換気をする。効率よく空気を入れ替えられる、サーキュレーターや扇風機を活用するのもおすすめだ。着用後のスーツは半日ほど室内で陰干しして、湿気を飛ばしてから収納するといい。

着用後は洗濯してから収納する

カビの栄養になる汚れを落としてから収納しよう。一緒に収納する衣類や、汚れが酷いウォッシャブルスーツは洗濯して収納する。ブラッシングでホコリや小さなゴミを除去するなど、日頃からの手入れも怠らないようにしよう。

除湿剤を入れておくのもおすすめ

クローゼットの湿気対策には除湿剤が有効だ。効率よく湿気が除去できるため、カビが発生しにくい環境を保てる。除湿剤にはいろいろなタイプがあるので、クローゼットに対応した商品を選んでほしい。

5. スーツのカビはクリーニングが基本

スーツにカビが発生した場合、自分で除去するのは難しい。カビ取りをしてもカビ菌は残るので、一見するとキレイでも時間がたてばまた発生する。無理にカビ取りをしようとすると、生地を傷める可能性もあるだろう。クリーニングを利用すれば、スーツの傷みを最小限に抑えながらカビを除去できる。スーツにカビが発生したときは、なるべく早くクリーニングに出してほしい。

結論

スーツのカビは湿度や温度、汚れによって発生する。放置すると広がるので、なるべく早くクリーニングに出そう。あらかじめ料金とかかる日数を確認しておくと安心だ。また、日頃から対策すればスーツのカビは予防できる。クローゼットの換気をする、除湿剤を入れておくといった対策を徹底しよう。(参考文献)※1:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html