目次
- 1. トイレの汚れの種類と原因
- 2. トイレ掃除に使用する洗剤
- 3. トイレ掃除のやり方
- 4. トイレ掃除におすすめのアイテム4選
- 5. トイレは日々のこまめな掃除で清潔に保とう
1. トイレの汚れの種類と原因
黒ずみ
トイレの黒ずみは、カビが表面化したものである。人体に害のないものといわれているが、トイレのカビは繁殖しやすいため、掃除しなければ根付いてしまうので注意が必要だ。黄ばみや尿石
トイレの黄ばみや尿石汚れは、人間の尿の中に含まれるたんぱく質や尿素などが細菌によって変質したものである。トイレの黄ばみや尿石は、不衛生な印象を与えるだけでなく、悪臭の原因にもなるため、掃除で取り除くことが大切だ。水垢
トイレの水垢汚れは、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが乾燥し、固まったものである。水分は、蒸発してもミネラルは残るため、水垢となる。2. トイレ掃除に使用する洗剤
黒ずみにはアルカリ性洗剤
トイレの黒ずみは、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤を使用すると、効率的に汚れを取り除くことができる。カビの場合は、カビキラーなどの塩素系漂白剤を使用することも可能だ。黄ばみや尿石、水垢には酸性洗剤
黄ばみや尿石、水垢などの汚れはアルカリ性であるため、掃除にはクエン酸やサンポールなど酸性の洗剤を使用すると、キレイに汚れを取り除くことができる。液性の異なる洗剤を混ぜてはいけない
トイレ掃除には、汚れの種類に合わせてそれぞれ液性の異なる洗剤を使用する必要がある。しかし、液性の異なる洗剤を混ぜて使用すると有毒ガスが発生する危険性もある。そのため、液性の異なる洗剤を使用するときには、十分に洗剤の成分を洗い流してから別の洗剤を使用したり、別の日に分けて掃除したりするなど、工夫してほしい。また、洗剤の使用時は十分に換気をしながら掃除することも大切だ。3. トイレ掃除のやり方
こちらでは、トイレ掃除の頻度と汚れの種類に応じたトイレ掃除のやり方を解説しよう。日々の簡単な掃除方法
短時間で済む、日々の簡単な掃除方法を紹介しよう。用意するもの
- スプレー式の中性洗剤
- トイレ用掃除ブラシ
- トイレ用掃除シート
掃除方法
- スプレー式の中性洗剤を便器の中に吹きかける
- トイレ用掃除ブラシで便器を洗う
- トイレ用掃除シートでトイレの便器の縁、便座、ふたなどを拭き取る
週1回の入念な掃除方法
次に、毎日の掃除で取り除くことのできなかった汚れをキレイにする方法を解説しよう。用意するもの
- 重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤
- クエン酸などの酸性洗剤
- 雑巾
掃除方法
- 壁や便器、床などの汚れが気になる部分に、汚れの種類に応じた洗剤を吹きかける
- 10分ほど放置する
- 洗剤を吹きかけた部分をブラシでこすったり、雑巾で拭き取ったりする
温水洗浄便座のノズルの掃除方法
汚れやすい温水洗浄便座のノズルの掃除方法も解説しよう。用意するもの
- ノズル専用の洗剤
- トイレ用掃除シート
- キッチンペーパーなど
掃除方法
- 温水洗浄便座の取扱説明書に従って、ノズルを出す
- ノズルにノズル専用の洗剤を吹きかける
- トイレ用掃除シートで汚れを拭き取る
- 水を含ませたキッチンペーパーなどで洗剤成分を拭き取る
トイレタンクの掃除方法
トイレタンクは月に1度を目安に掃除するとよいといわれている。その方法を紹介しよう。用意するもの
- 中性洗剤、重曹、クエン酸など
- 古い歯ブラシ、スポンジなど
掃除方法
- 止水栓を閉める
- ふたに水垢がある場合は、クエン酸を使用して掃除する
- タンクのふたを取り、中を中性洗剤とスポンジなどを使用して掃除する
- 止水栓を開ける
- 水で汚れと洗剤を洗い流す