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換気扇の掃除の仕方!洗剤や重曹を使う方法からつけおきまで徹底解説

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目次

  • 1. 換気扇掃除の必要性
  • 2. 換気扇の掃除を始める前の注意事項
  • 3. 換気扇の種類と外し方
  • 4. 重曹を使った換気扇掃除の仕方
  • 5. セスキ炭酸ソーダを使った換気扇掃除の仕方
  • 6. 市販のアルカリ性洗剤を使った換気扇掃除の仕方
  • 7. 換気扇の頑固な油汚れ掃除には「つけおき」も有効
  • 8. 換気扇の掃除の手間を減らす方法は?
  • 9. 換気扇の掃除を業者(プロ)にお願いするといくら?
  • 10. 換気扇は日々の簡単な掃除がポイント

1. 換気扇掃除の必要性

換気扇が問題なく回っていれば、掃除をしなくても問題ないのではと考えてしまうかもしれない。しかし換気扇掃除は必要だ。その理由を解説しよう。

換気扇に溜まる汚れ

換気扇に溜まる汚れは、主に油とホコリだ。料理の際に出る蒸気には油も含まれており、空気中のホコリと一緒に換気扇に吸い込まれる。油が冷えると、ホコリも固まって蓄積されてしまうのだ。

換気扇の汚れを放置するリスク

  • 雑菌の繁殖
  • 換気パワーの低下
  • 電気代の増加
  • 換気扇の故障
換気扇掃除をせずに汚れを放置すると、上記のようなリスクが考えられる。汚れによる雑菌の繁殖は、食品を扱うキッチンではとくに避けたい。また、パワーが低下すると換気に余計な時間やエネルギーを必要とするため、電気代も上がってしまうおそれがある。さらには換気扇の故障すら起こりうるため注意が必要だ。

掃除の頻度はどれくらい?

分解掃除は約3ヶ月に1度、シーズンごとに行うとよいだろう。また、フィルターやファンなどの簡単な拭き掃除を週1度行っておくと、分解掃除の際に楽に汚れを落とせるはずだ。

2. 換気扇の掃除を始める前の注意事項

換気扇の掃除を始める前に、注意しておきたいポイントがある。安全のために、しっかり把握しておこう。

換気扇の電源を切る(ブレーカーを落とす)

換気扇の掃除中に通電すると危険なため、電源プラグを抜き、ブレーカーを落としておく。

高い位置にある場合は足場を固める

換気扇は頭よりも高い位置にあるため、転倒などの危険がないよう足場をしっかりと固めておく。

換気扇の下を養生しゴム手袋を着用する

換気扇掃除をすると、ホコリや洗剤などが垂れることもある。汚れを防ぐために換気扇の下を養生し、洗剤による手荒れを防ぐためゴム手袋を着用しよう。

3. 換気扇の種類と外し方

換気扇には種類があるのをご存知だろうか。種類によって外し方が異なるため、それぞれ解説していこう。

換気扇の種類

換気扇には、大きく分けてシロッコファンとプロペラファンがある。シロッコファンは細長い縦長の羽を筒状に取り付けたもので、吸い込んだ空気をダクトを通して排出するタイプだ。従来からあるプロペラファンは、扇風機の羽のような形状で、直接外へ空気を排出する。

シロッコファンの外し方

  • 整流板のネジをゆるめて外す
  • フィルターを一度押し込んで引いて外す
  • ベルマウス(円盤のようなパーツ)のネジをゆるめて外す
  • シロッコファンの中心にあるネジをゆるめて外す
手順「4」でシロッコファンのネジをゆるめた際、ファンが落ちてくると危険だ。手で押さえながら外そう。

プロペラファンの外し方

  • プロペラを押さえながら中心のネジを回す
  • プロペラを手前に引っ張って外す
  • 換気扇のカバーを少し持ち上げて手前に引き、取り外す
プロペラファンは、シロッコファンよりも取り外しが簡単だ。

4. 重曹を使った換気扇掃除の仕方

換気扇掃除には、ナチュラル系掃除アイテムの定番である重曹が活躍する。重曹を使った換気扇掃除の仕方を解説していく。

1.換気扇のパーツに重曹をかけて3時間おく

新聞紙などの上に換気扇のパーツをおき、重曹を粉のままふりかける。手でしっかりと馴染ませ、そのまま3時間程おいておこう。

2.重曹ペーストで換気扇本体を掃除する

換気扇本体には、重曹を少量の水で溶いた重曹ペーストが便利だ。汚れに塗り込んで拭き取ろう。

3.汚れをこすり落として洗い流す

古い歯ブラシやスポンジなどでパーツの汚れをこすり落とし、しっかりと洗い流す。

4.元通り取り付けて完了

水分を拭き取り乾燥させてからパーツを取り付ければ完了だ。

5. セスキ炭酸ソーダを使った換気扇掃除の仕方

換気扇掃除には、セスキ炭酸ソーダもおすすめだ。セスキ炭酸ソーダを使った換気扇掃除の仕方を手順ごとに見ていこう。

1.換気扇のパーツにセスキスプレーをかけて5~10分おく

空のスプレーボトルを用意し、コップ1杯程の水とスプーン1杯程のセスキを入れる。外した換気扇のパーツに、作ったセスキスプレーを吹きかけて、5~10分おく。

2.換気扇本体を拭き掃除する

換気扇本体は、セスキスプレーを含ませたクロスなどで拭き掃除をする。頑固な油汚れには、直接吹きかけてもよいだろう。

3.汚れをこすり落として洗い流す

古い歯ブラシやスポンジなどで汚れをこすり落とし、しっかりと洗い流す。

4.元通り取り付けて完了

水分を拭き取り乾燥させてから換気扇本体にパーツを取り付ければ完了だ。

6. 市販のアルカリ性洗剤を使った換気扇掃除の仕方

続いて、市販のアルカリ性洗剤を使った換気扇掃除の仕方を解説する。スプレータイプなら簡単に掃除ができるだろう。

1.換気扇のパーツにアルカリ性洗剤を吹きかける

外した換気扇のパーツに、市販のアルカリ性洗剤をたっぷりと吹きかける。汚れがゆるむまで5~10分程おく。

2.換気扇本体を拭き掃除する

パーツの汚れを浮かせている間に、換気扇本体の拭き掃除をする。クロスに市販のアルカリ性洗剤を含ませて汚れを拭き取り、しっかりと水拭きをして仕上げよう。

3.汚れをこすり落として洗い流す

古い歯ブラシやスポンジでパーツの汚れをこすり落とし、しっかりと洗い流す。

4.元通り取り付けて完了

パーツの水分を拭き取り乾燥させてから換気扇本体に取り付ければ完了だ。

7. 換気扇の頑固な油汚れ掃除には「つけおき」も有効

換気扇の汚れが頑固で落ちづらいときの掃除には、オキシクリーンを使ったつけおきも有効だ。

オキシクリーンを使ってつけおきする方法

  • シンクやビニール袋に40~50度のお湯を張る
  • 付属のスプーン1~2杯のオキシクリーンを入れて溶かす
  • 換気扇のパーツを1~2時間つけおきする
  • 古い歯ブラシやスポンジでこすり洗いする
  • 洗い流して乾燥させ、元通りに戻す

オキシクリーンが使えない素材もあるので注意

オキシクリーンはさまざまな掃除に活躍する便利な洗剤だが、どのような素材にも使えるわけではない。アルミ素材などの金属全般や、すでに塗装が剥がれている換気扇の掃除には使用しないほうがよいだろう。素材が傷んだり、さらに塗装が剥がれたりするおそれがある。

8. 換気扇の掃除の手間を減らす方法は?

換気扇の掃除は、上述の方法で意外と手軽にできる。しかし一度掃除したら、できるだけキレイな状態をキープして手間を減らしたいものだ。換気扇の掃除の手間を減らす方法も取り入れていこう。

後付けのフィルターがおすすめ

換気扇掃除の手間を減らすなら、後付けのフィルターを使うのがおすすめだ。フィルターが汚れをキャッチしてくれるため、定期的に交換することで換気扇そのものが汚れづらくなる。100均やネット通販などで購入できるため、ぜひ取り入れてみよう。

9. 換気扇の掃除を業者(プロ)にお願いするといくら?

頑固な汚れが落ちない換気扇掃除は、プロの業者に依頼するという手もある。

業者(プロ)による換気扇掃除はどんなもの?

プロに依頼すると、換気扇の動作確認や汚れ防止の養生をしたあと、パーツを分解して掃除をする。専門知識を持っているプロなら、素人には難しい部分まで分解し、徹底的に洗浄してもらえるのだ。もちろんレンジフードやカバーなどのしつこい汚れもスッキリ落としてくれる。

業者(プロ)にお願いした場合の料金の目安

プロに換気扇掃除を依頼した場合の料金は、レンジフードタイプで11,500円~12,500円程度。プロペラタイプで7,000円~11,000円が目安となる。

10. 換気扇は日々の簡単な掃除がポイント

換気扇掃除はつい億劫に感じ、先延ばしにしてしまいやすい。しかし日頃から汚れを溜め込まないことが、掃除を楽にするポイントだ。後付けフィルターを使用し、定期的に簡単な拭き掃除をするなどして、換気扇の汚れを防ごう。シーズンごとの換気扇の分解掃除をする際に楽になるはずだ。

結論

換気扇に溜まるのは、主に油や空気中のホコリ。それらの汚れを取るには市販のアルカリ性洗剤や重曹、セスキなどを使った掃除が効果的だ。頑固な汚れには、オキシクリーンでつけおきをしてもよいだろう。具体的な掃除方法については、ぜひ当記事を参考にしてほしい。